最近また女の子になりたい欲が復活して、乳液とヘアオイルを揃えた。そしたらやっぱり肌の調子もいいし、髭も綺麗に剃れるし、いいことばかりだった。それのレビューは改めてしようと思うけど。多分もう少し使い続ければもっと変化があるんだと思うんだよね。
今日はそれに加えて、ちょっとだけ前髪をいじった。いろいろググってイメージは湧いてたんだけど、怖かったのでほんとにちょっぴりね。でも、ちょっぴり切るだけで自分のイメージにぐんと近づいていい感じ。
いままでは、（いままではというとちょっと語弊があるので、大学入学以来いままでは）自然な自分そのままのあり方がいいやと思って、着飾ったりおしゃれしたりはまったくしてこなかった。ヨレヨレのロングTシャツを着て、ボサボサの髪で生きてきた。さすがにロンT着てると仕事に支障があるというんで途中からユニクロの同じ白シャツを5枚買ってそれで生きてきた。
でもやっぱり、それは無作為ではあったけど、自然ではなかった。自分にとっての自然なイメージというのがあって、それにそぐわないと思った。つまりその自然というのはすでに人為なんだが、自分は人なのだから人為こそ自然ではないか。そういうことがようやくわかってきたから、これからはちょっとずつ人為的な自然の方へと寄せていこうと思う。
前髪をいじるのは、案外簡単。ほんとはすきばさみをちゃんと選んだ方がいいんだけど、まぁそれがちょうどいいのがあったとして。目の上の前髪っぽいところを狭めにつまんで、内側のほうからチョップカットで長さ揃えて、あと軽くするために長さで半分くらいのとこからすきばさみ入れるだけ。その基本があれば、あとは、ぱっつんでも触覚でもなんでも好きなのを作ればいい。みんなこんな感じでやってるのかしら。これで前髪の長さキープして髪を伸ばせば、念願のゆるふわカールになれるかも。今までは顔にかかってるのが鬱陶しいってことで周りから非難轟々だったので、顔にかかんなきゃ許されるだろ。めざせソフィア・ローレン（古い）。
今時は乳液だって化粧だって男性向けがたくさんあってありがたい。ただ一方で、なりたい自分になるためには投資が必要だとすると、お金がある人しかなりたい自分の見た目になれないのかなって思って、もやもやする。僕は確かに顔に手を加えられるぐらいの余裕はあるけど、結構やな出費だもんな。僕のなりたい自分は化粧品会社の広告に騙されたもので、ほんとはありのままのぼさぼさよれよれの自分でもよかったんじゃないか。確かにそう思う。僕は同居人と仕事の分野の影響をかなり受けてこうなっている感じがする。ありのままなる美、みたいなものを受容し、自分もそれを求めるような世の中にならないかな。自分が求める自然がほんとに人為を排した自然のような自然であるような価値観が広がればいいのに。資本主義の論理に騙されてるかもな、と思いながら今日も風呂上がりにヘアオイルをつける。
（使ってるのはこれじゃないんだけど今リンク切れだったからこれを貼った）
