読んだ木

研究の余録として、昔の本のこと、音楽のこと、3人の子育てのこと、鉄道のことなどについて書きます。

生活のペースが崩れる季節

 普通の仕事でも、ルーティンでしっかりやらなければならないバックオフィス業務と、どんどん新しいことを仕掛けていかなければならない営業や事業開発業務という、二つの方向性がある。家の中でもそれは同様だ。ルーティンでやらなければいけない食事の準備、洗濯、掃除などに対して、臨機応変にやらなければならない仕事もある。

 

 どうもここのところ、臨機応変な対応をせまる事象が多発している。今日我が家では、外部に対して脆弱性のあるポートが発生し、蚊による屋内への大量の不正アクセスがあった。10匹以上が検知され、検知された個体に関しては全て駆除した。1時間ぐらいかけて、蚊のいそうな場所を片っ端から照らし、いたら潰す、というのを繰り返した。一度にこんなにたくさんの蚊を叩いたのは初めてかもしれない。

 ほかには、一昨日、昨日と連日子供の嘔吐対応をした。昼間は明るいからいいのだが、夜は灯りをつけると他の睡眠中の人を起こすことになるため、常夜灯だけで対応することになる。子供の嘔吐というのもルーティンではなく、嘔吐の開始から呼吸の確保、体勢の維持と並行して被害範囲の抑制、迅速な災後処理と、一連の緊急対応が望まれる。ほとほと参ってしまうが、今日は嘔吐しなさそうで一安心だ。

 保育園から風邪をもらってきてダウンしている下の子をはじめ、家族みんながどこか体調も害しており、ぱっとしない。さしあたり生活に支障はない程度なのが救いだ。これからワクチン接種も控えている。春先から色々なことが起こり、ようやく6月頭から生活のテンポができつつあったところに、中盤から後半にかけてまたそれが崩れてきて7月に突入してしまった。

 

 季節柄なのだろうが、こういうイレギュラーが多発するとなかなか面倒だ。しかし、このくらいのイレギュラーで済むなら大したことはないとも言える。日々発生する問題を一つ一つ潰して前に進むまでだ。こういう時期を、大過なくやり過ごすのも重要な技術である。無理してはいけない。なんとか乗り切って、月の後半からは生活のペースを取り戻したいものだ。

 基本的には、ルーティンだけで生活が回っていくのが望ましいのだが、ここ数年、なかなかそのフェーズに到ることができない。まぁ、これが生活というものだろう。それでもやっていくところに生活というものの醍醐味があるのかもしれない。