読んだ木

研究の余録として、昔の本のこと、音楽のこと、3人の子育てのこと、鉄道のことなどについて書きます。

1年かかって総アクセス数5000到達

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意外と手元になかった東急5000系の写真

 2021年2月15日にこのブログを開設してから、1年少しが過ぎた。先頃、はてなブログアクセス解析ページに表示される総アクセス数が、5000に到達した。始めたばかりでも月5000アクセスくらいいくブログはたくさんあるが、むしろここのような、趣味としてやっているブログ(趣味のブログではなく)で1年かけて5000アクセスに行きました、ということが書いてあるブログがあってもいいだろう。一応の区切りなので、またアクセスの内容を整理分析しておこう。

5000アクセスに到達する方法

アクセス数増加のセオリー

 ここ半年はあまり更新の頻度は高くないが、開設して3ヶ月で1000アクセス(はてなブログ通算1000アクセス到達 - 読んだ木)、半年程度で2000アクセスに到達し(はてなブログ2000アクセス到達 - 読んだ木)、さらに半年強で5000アクセスに到達したと考えると、ありがたいことにこの間も3ヶ月で1000アクセス、月300アクセス程度のペースを維持しているようだ。

 相当前の時代を除き、近年運用していた他のブログではあまりこのような巡航速度を維持するようなことはなかったので、はてなブログであることと、100記事を超えたこと(はてなブログ100記事到達とその後 - 読んだ木)によって、一定程度のアクセスが維持されているということなのだろう。100記事を超えてからはあまり記事を更新しておらず、現段階でもまだ記事数は132記事にとどまっている。

 ここから考えると、ブログ継続の秘訣は、まず100記事を目指すこと、というブログ界のセオリー(そんなものがあるかどうかわからないが)は正しかった。頑張って100記事書く、そうすれば1記事あたり平均して毎月3アクセス、100記事で合計月300アクセスを稼げる、あとは2ヶ月で600、3ヶ月で900……とアクセスが伸びていくのを待つだけだ。

月1万アクセスを実現する方法

 ただ、この方法では1000記事書いても月3000アクセスなので、SEOやアクセスアップのセオリーには使えない。多分この方法で行けるのは月1000アクセスくらいまでで、それより高みを目指すためには、テーマを絞る、記事の質を高める、検索対策のワーディングをする、(マーケティング施策として)リンクを広げる、などの他の対策が必要だろう(このブログはそんなことはするつもりはないが)。テーマを絞って記事の質を高めれば、アクセスはすぐ10倍くらいにはなる。つまりそれは、このブログでアクセスの多い記事(書評や鉄道の情報など)だけを集めたブログ、のようなものになる。そうすると100記事で月3000アクセス程度、300記事書けば月1万アクセスに到達する。アフィリエイトを副業にする、という場合にはこの辺りが目標になるのだろう。僕のブログは逆に、アクセスをまともに稼いでくれる記事は100記事中10記事くらいしかない。良質な記事だけをこの30倍、300記事書いてアフィリエイトを副業にするほどのモチベーションは僕にはない。ただ、月1万アクセスというのは、運や能力というよりも、地道な作業をコツコツ1年くらいかければ誰でも到達できるものだ、ということは言い添えておきたい。

当ブログへの流入経路と、評価される記事のタイプ

 その経路をいくつかの観点から分析してみよう。大まかな流入元の割合はGoogleアナリティクスでわかる。検索が4割、SNSが3割、どっかのリンクから飛んでくるのが2割弱、その他1割である。

検索

 まず検索についてみてみよう。Googleのサーチコンソールを見ると、Google検索から大体月100アクセス程度の流入がある。あまり単純比較はできないが、この数字をもとにざっくり計算してみる。はてな計測で月300アクセスなので、検索が4割(≒120アクセス)で、Google検索からの流入が100アクセスだとすると、検索流入のほとんどがGoogleということになるだろう。実際、はてなブログアクセス解析の「アクセス元サイト」で検索エンジンの内訳を見るとGoogleがほとんどだ。検索の4割のうち、3割分がGoogleで、1割分がYahoo!やBingであろうという推測が立つ。

 検索クエリを分析すると、ブックレビュー(書評)と鉄道ネタなので、この二つの分野のネットメディアやブログが多いのも頷ける。日常のことを書いた記事や子育てについて書いた記事などは、全く検索流入に寄与しない。世の中で流行っているものを取り上げるのが重要である。

→検索で評価されている記事

SNS

 次に、SNSについてみる。全体の3割なので、月100アクセス弱ぐらいがSNS経由だ。これの内訳は、はてなブログアクセス解析の「アクセス元サイト」が一目瞭然だ。大体がTwitter、少しFacebook、という感じ。記事を投稿すると同時にTwitterにもシェアするようにしているが、これはやはり効果が大きい。Google検索の流入と同じくらいの効果がある。ただ、アクセスされるのは、記事の質に関係なく最新の記事だ。SNSから古い記事がアクセスされるということは基本的にはない。どんな内容の記事でも更新しさえすればアクセスされ、その内容の質に関わらず一過性で流れていく、というのがSNSからのアクセスの特徴である。

SNSで評価されている記事

リファラ

 最後に、どっかのサイトから飛んでくる、つまりリファラルだ。これはほとんどがはてな系のサービスである。はてなブログはてなブログのタグ、はてなキーワードはてなダイアリー、など。もしはてなブックマークなどで拾われるようになれば、もっとこれらのアクセスが増えるのだろう。これらは昔の「トラックバック」を代替するようなサービスと僕は感じている。スパムまみれになったトラックバック機能を置き換え、安全に使えるような工夫がされているという点は、はてなのサービスの魅力の一つだ(インターネット年少世代 - 読んだ木)。その効果が、アクセス数にも目に見えて反映されているということだろう。そして、アクセスされるのがニッチな記事で、こんなネタに反応して読む人がいるんだ、という喜びがあるのも、古き良きブログの文化という感じがする。

リファラルで評価されている記事

最後に一言

 まぁこうやってアクセスがあると今後もブログを続けていこうという張り合いになるので頑張っていきたい。いつか機会があれば、子育てや仕事の片手間に趣味でブログをやっている人たちと色々情報交換などもしてみたいものである。