読んだ木

研究の余録として、昔の本のこと、音楽のこと、3人の子育てのこと、鉄道のことなどについて書きます。

2022年の振り返りと2023年の抱負

2022年12月中旬に供用開始されたJR武蔵小杉駅3番線プラットフォーム

 昨年末に「2021年の振り返りと2022年の抱負 - 読んだ木」を書いてから、一年が経った。今年も同じように、昨年の振り返りをして、今年の見通しを立てていきたい。

2022年の振り返り

 まず2022年の振り返りから。「2021年の振り返り〜」では「〔2021年〕9月末に緊急事態宣言が解除されたあたりから子供も普通に保育園へ行けるようになり、そのおかげで僕は急激に忙しくなることができた。〔……〕今年は終夜運転もあるらしく、徐々に平常の生活が戻ってきているようだ」と書いて、2022年にはコロナ禍が終わり、ある程度平常通りに仕事ができているという見通しを立てていた。

 ところがどうだろう。年明け1月から3月まで子供たちが保育園へまともに登園できた日はほとんどなく(「今、子育て世帯がどのように苦しんでいるか」2022.2.19)、ようやく感染が落ち着いてきたと思った6月に一家でコロナ感染しておよそ1ヶ月を棒に振った(「新型コロナ感染、40度発熱」2022.6.22)。2022年の前半はコロナと共に過ぎた。

 コロナ感染から快復した7月に、新たに子供が産まれた。出産立ち会いはできず、さらに保育園が学級閉鎖になるというダブルパンチを食らった(「コロナは続くよどこまでも」2022.8.9)が、これをなんとか乗り越え、9月から12月まではかなり頑張って働いた。2022年の仕事上の成果は、年の最後の三分の一の期間で出したものだけと言っても過言ではない。それまでの期間が何もできなすぎた。

2023年の抱負

 もうコロナはいい。勘弁して欲しい。この2022年の最後の4ヶ月間、せめてこの状態が続いて欲しい。仕事をしたい。

 ただ、困ったことに今度は仕事がない。2020-2022年の間の成果がその次の職に直結しており、この間の成果は最後の4ヶ月間を除いてコロナ禍で完全に終わっていたので、次の職に就けなかった。今年1年間、正確には来年度の1年間は、僕は実質フリーターである。フルタイムで働いて、年収200万円くらいを見込んでいる。ほぼ最低賃金だ。そんなことってある?と自分でも思うが、現実は厳しいので仕方がない。

 抱負としては、有り体にいって時間も金もない状態になるので、できるだけ頑張らないこと。金がない時に頑張ると金がなくなったり報われなさに絶望したりして潰れてしまうので、頑張ってはいけない。頑張らない状態で、コツコツと足場固めをする。これである。挑戦とか飛躍とかをしない。とにかく足場を固める。貧乏になるとムーンショットとか言い始めるのは最もいけないことだ。そういうことはめちゃめちゃいけてる時にやるべきで、自由のきかない貧乏な時は、とにかく奇をてらわず基礎を大事にして、確実に成果の出るスモールサクセスを積み重ねることが定石である。

 頑張らず、足場を固める。これは今年に限らず僕の基本スタンスで、じゃあいつ挑戦し飛躍するのか、という疑問が生まれるが、そういうのはチャンスが転がり込んできた時にやるのだ。チャンスというのは、毎年くるレベルのものもあれば、10年に一回のもの、人生に一回のものもある。自分から派手に動いても、チャンスというのはそうそうやってくるものではない。むしろ、ある時突如現れる貴重なチャンスをしっかりとつかみ取るべく、日頃から準備ができているかどうか。これが人の人生を分ける、ある種の岐路になっているように僕には思える。その結果、チャンスがめぐってくることなく終わる人生でも、それはそれでいい。所詮一度しかない人生だ。見果てぬ夢をみたい。

 

 

(特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと」に参加しました)