読んだ木

研究の余録として、昔の本のこと、音楽のこと、3人の子育てのこと、鉄道のことなどについて書きます。

伊豆急下田駅留置中の209系(写真7枚)

 

209系の伊豆急譲渡

5月ごろに譲渡の話が盛り上がる

 千葉の房総半島を走り回っているJR東日本の209系2100番台が伊豆急に譲渡されるという話題が盛り上がったのは、今年5月のことだった。209系は1990年代中頃に新製され、およそ15年にわたって京浜東北線を散々走り回った後、2010年前後にトイレ設置などの改造を受けて房総半島においてさらに足掛け10年酷使されていたのだった。当初はぶったまげたが、4号車にも情報が掲載されてどうやら真実らしいということがはっきりしてくると、7月頭に公式の予告なく甲種輸送が行われた(「209系2100番台の編成短縮と伊豆急譲渡 – 4号車の5号車寄り」)。伊豆急までやってきたのはマリC609編成。元は1996年新製のウラ47編成、2011年に6両編成の2100番台へと改造された編成である。

 

7月の甲種輸送

甲種輸送の様子を記録したブログ

library600m.hatenablog.jp

warayono.hatenablog.com

 

伊豆高原での様子

 さて、7月6日に伊東まで甲種輸送された209系C609編成は、線路閉鎖の上夜中に伊豆高原まで移動してきた。7月中、何度か伊豆高原駅を通ったのだが、ずっと車庫の中にいたり8000系に隠れたりしていて、209系の様子を直接見ることはできなかった。しかし、甲種輸送により譲渡が公になると、伊豆急も来春からの運行開始を公表し、車庫の中での様子を公式Twitterで発信している。

twitter.com

 

伊豆急下田駅留置中の写真(7枚)

 月末近くなると、209系は伊豆急下田駅まで回送されてきた(元マリC609編成が伊豆急下田駅電留線へ回送される – 4号車の5号車寄り)。一番道路側に近い電車留置線に置かれ、伊豆に降り注ぐ夏の日差しを一身に受けている。房総にいた頃と同じような雰囲気を味わっているのかもしれない。ちょうど今日、伊豆急下田駅でわずかながら時間があったので、その様子を写真に収めてきた。

 

伊豆急下田駅3番線ホームから、E257系2000番台とのツーショット

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▼道路側から撮影。奥には1番線に停車中の伊豆急8000系

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▼209系の剥がされたJRマーク、E257系の小さなJRマーク、奥の8000系の東急グループマークが並ぶ

209系にも東急グループマークが貼り付けられるのだろうか。
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▼編成の全体写真

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▼側面の写真

やや茶色に薄汚れており、流石にくたびれた感じも受ける。
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▼JRマークは剥がされていたが、「千マリ」表記はまだそのまま残されている

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▼伊東側先頭車

黄色と青が鮮やかな房総色のラインが消えかかっているが、遠からず水色と青の伊豆急カラーに塗り直されるのだろう。
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 写真は以上です。これからどのような改造を受けるのか受けないのか、あと何本入ってくるのか、運用は何を置き換えるのか、など興味は尽きない。

 

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