今年度の個人的振り返り
そろそろ今年度が終わりますが、査読論文一本も通りませんでした。再査読とかじゃなくてまじの全滅です。しょーもない原稿をじゃかじゃか書いて(6本ぐらい)投稿して忙しい人々に読ませてしまったことを後悔しています。この場を借りてお詫び申し上げます。ひどい論文読まされて査読結果書かされる人の方が辛いからね。これは反省しているほんと。
今年度応募した学会報告も全滅。理由は色々あるけど、総じてやっぱり僕の準備不足なんだよね。でも人文系の学会報告って国内外問わずだいたい通るんだけどね、やばいよね。
このパラグラフ追記。あとで(この記事を書いた後の3月末)整理してみたら、この2ヶ月の間だけで論文4本と報告2本のリジェクト結果を受領していた。1年間どころか、2ヶ月で4本リジェクトて。この1年間やってきたこと全部無駄になってしまった。ちょっと自分が研究者として問題があると、客観的に理解しなきゃいけない。僕は論文を書けていない、その能力がちゃんと備わっていないということだ。何か身の振り方を考えなきゃいけない、真剣に。
まぁ焦っても自分の能力不足は仕方ないので(有期職なので内心は死ぬほど焦ってるよ!)、もう少し苦悶を楽しんでいきます。何より辛いのは、この歳になっても人の役に立たないようなことをずっとやっていて、そのくせうまく行かなくてうじうじしているという、もうこの自分のメンタリティだよね。子どもを養う片棒を担げなくなりそうだったら速攻で研究の世界を去るので、僕ではなく僕の家族を心配される方も、どうぞご安心ください笑
逆に査読ないもの書くのがほんと怖い。いやー院ゼミ離れた後ってどうやって自分の論文の投稿前のブラッシュアップやったらいいのかな。関係ない人に原稿とか送りつけるわけにもいかないし(何回かやったことあるけど)、しかも文字のやり取りだけだと全然だめで。結局研究会とかに入れてもらうしかないんだろうけど、土日は家を空けられないからなぁ。査読コメント貰うのは時間も場所も選ばないし、その点でとてもありがたいんだけど……なんかちょっと、20代に学んでおくべきこととか所属しとくべき環境にいなかったから、ひとりで研究の質を上げてく方法がわからなくて。優しいひと、誰か教えてください。
でも、多分若手はみんな悩んでるし苦しんでるよって話にしかならないんだろうな。僕なんかまだいい方、とか、結婚して子供もいるいい身分なんだから文句言うな的なことを同僚から言われたこともあるので、ほんとすみません、って感じ。
いやなんというか、ここ数日同じようなことを書いてきてるんだけど*1、他人を差別して貶めたくなるのも、自分を卑下して死にたくなるのも、根底にある原因は同じなんだと思う。弱いものが夕暮れ、さらに弱いものを叩く音が鳴り響いてる。どうしたらみんな強くなれるのだろう。あるいは、自分も他人も傷つけずに、弱いままでいられるのだろう。それを知るために研究しているのだけど、その難しさを思い知らされるばかりで辛いな。