僕がはてなブログでブログを書き始めたのには、色々なわけがある。具体的には「なぜnoteではなくはてななのか - 読んだ木」で書いたが、要は「はてなは、古き良きブログでの繋がりという思想を大切にしているサービスだと思う」からだ。そして実際、10人以上の方々にブログの読者になっていただいているし(「はてなブログ読者10人到達 - 読んだ木」)、月200くらいのユニークユーザのアクセスがあり、ブログを始めて1年以上経って、ユニークユーザー数は2000程度、はてなブログアクセス数ももうすぐ5000に到達するということで、僕の期待した通りのつながりは——まだ数量的な面にとどまっているものの——あったと言えるだろう。
ところで、WHB(週刊はてなブログ)というのがあるらしい。
はてなには、誰か他のはてなブロガーが自分のブログや自分のユーザー名に言及すると通知してくれるシステムがあるのだが、そこにはてなブログ(id:hatenablog)からIDコールと言及がありました、という通知が来た。それで見てみたら、「週刊はてなブログ」の上記の記事に、以下の僕の三体のレビュー記事が引用されていた。
他にも『三体』をレビューしている人が何人か引用されている。どういう経路で目に入ったのかはわからないが、このレビューが多くの人の『三体』解釈に寄与すれば幸いだ。そして気になった人は、ぜひ文革以降の近現代中国を捉える史的観点から、あの本と現在の習近平体制を考えてみてほしい。今後しばらく、あのような本は中国から出なくなるだろうから……
余談だが、面白いと思ったのは、このIDコールという仕組みである。僕はこの機能を週刊はてなブログで見て初めて知ったのだが、IDの横にプロフィール画像のアイコンがつくというところが特にいい。僕がブログとは別に、プロフィールのアイコンにしているオムライスの上にケチャップで描かれた間の抜けた顔が、文中にポロッと出てくる。このアイコンは、ぱっと見はファビコンであるから、16x16pxに縮小されているのだろうかと思う。
記事を引用すると通知されることは、以前他の記事でも、アクセスも伸ばせるしブロガー同士の交流も促せるし、というはてなのいい仕組みだなぁ、というようなことを書いたが(ブログ記事リライトの三つの要点+はてなブログのチート技 - 読んだ木)、このIDコールという仕組みは、さらにブロガー同士の人格的な、というかアカウント格的な?交流が生まれてくれば、きっとさらに活かしていける機能なのだろう。
せっかくIDコールの仕組みを知ったので、それを使ってみる意味でもちょっと『三体』の記事に補足しておきたいのだが、そこで僕に『三体』第三巻を読むように促したと書いた知人は、同じはてなブロガーで「tebikae」のブログ主 id:katanoina である。
K氏の方が色々な映画のレビューや本のレビューをやっているので、はてなブログ運営の皆様方におかれましてはぜひ氏のブログ記事もご注目いただきますよう。いや、それを氏が望んでいるかどうかはわかりませんが……
はてなのサービスは、僕のような人間とは相性が良いらしく、2018年にはいわゆる増田と呼ばれるはてな匿名ダイアリーでも何かのジャンルでホッテントリ(ホットエントリー)に入れてもらったことがある。久しぶりに見に行ったら、200ユーザー以上がブックマークしていた。このブログではブックマークなんて全然つかないけどな……匿名だと言いたいことを自由に書けるので(誹謗中傷はしてないが)、その分受けるということなのかもしれない。いずれにしても、ブログを続けていくと色々と人目に触れることもあるので、もう少し読んで損しないような記事を増やしていきたいところである。